頚椎症CERVICAL PAIN

頚椎症

頚椎症とは、加齢によって起こりやすくなる疾患の一つで、神経が骨に圧迫されるために起こる痛みやしびれが起こります。
頚椎症は老化によって起こるのが一般的です。発症率を男女比で見ると、50代以降の男性は、同じ年代の女性よりも発症率が2倍以上と高くなっています。

お悩みありませんか

  • 手足にしびれを感じることがある
  • 重い荷物を持ったり、頚部を後ろにそらすと痛みを感じる
  • 最近、お箸を使いづらいと感じている
  • ボタンをかけづらくなった気がする
  • 左右どちらかの腕から手にかけて力が入りづらい
  • 腕を上げづらくなった、腕を上げると肩に痛みが走る
  • 歩行がぎこちないような気がする
  • 以前のように速く歩けなくなってしまった
  • 階段を下りる際には、転びそうな気がして怖い

頚椎症について

頚椎症

頚椎症とは、加齢によって起こりやすくなる疾患の一つで、神経が骨に圧迫されるために起こる痛みやしびれが起こります。首はもともと、頚椎と言う7個の骨によって構成されています。加齢による老化が始まると、椎間板や靭帯など、頚椎を取り巻く器官が硬化したり厚くなります。そうすると、脊髄や神経根が圧迫され、痛みやしびれが起こるわけです。

頚椎症による痛みやしびれは、一般的には首や肩から腕、手にかけて広い範囲に起こることがあります。全体的に痛みやしびれが起こる他、腕から手、指先にかけて痛みが起こりやすい人もいれば、首や肩の凝りがひどいという症状を持つ人もいます。

ただし、頚椎症は神経が圧迫されることで起こるため、筋肉の凝りによる痛みとは、痛みの種類が異なります。感覚がなくなるようなしびれが起こることもあれば、針を刺されたようなシャープな痛みを感じることもあります。

頚椎症は老化によって起こるのが一般的です。発症率を男女比で見ると、50代以降の男性は、同じ年代の女性よりも発症率が2倍以上と高くなっています。男性の方がかかりやすい疾患の一つと言えるでしょう。

頚椎症がおきる原因

頚椎症の根本的な原因は老化現象です。首の頚椎を支えるクッションの役割りをしている椎間板は、成人したころから少しずつ水分や弾力性を失っていきます。
その過程においては、ヒビが入ったり、少しずつ圧迫されて変形するなどの異常が起こる事があります。
こうした症状は、老化によって誰にでも起こるため、病気というわけではありません。
しかし、手足や肩のしびれや痛みという症状が出ると、頚椎症と診断されて治療を受けることができます。

頚椎症は、別の疾患によって引き起こされることもあります。
例えば、頚椎症性脊髄症は、椎間板が変形が進むことが原因で靭帯が厚く硬くなると起こる疾患です。
脊柱管で守られている脊髄が圧迫されてしまい、腕だけではなく足にもしびれや痛みが出たり、歩けなくなるという歩行障害の症状が起こってしまいます。

頚椎焼成神経根症もまた、頚椎症を引き起こす原因となる疾患です。
これは、椎間板ヘルニアなど頚椎の変性が原因で神経が圧迫される病気で、手足の左右どちらかに痛みやしびれが起こるという疾患です。

こうした症状は、ある日突然我慢できないほどの痛みが起こるわけではありません。
最初は手足が少しだけしびれるような感覚異常からスタートすることが多いのですが、放置すると少しずつ腕全体や足全体へと症状が進行しながら広がってしまいます。