産後の腰痛POSTPARTUM PAIN

産後の腰痛

出産後はすぐに元の体調や元気を取り戻せるわけではなく、思わぬ不調やトラブルが現れることもあります。
産後の腰痛もその一つで、慢性的な痛みが続くことがあります。
明確な原因があるわけではなく、複数の原因が絡み合って起きているケースが一般的です。

お悩みありませんか

  • 腰が痛くて家事ができない
  • 赤ちゃんを抱っこしていると腰が痛くなってくる
  • 腰が痛くてかがむことができない
  • 座っていても立っていても腰が痛く、横になると少し痛みが軽減される
  • 出産前には腰痛持ちではなかったのに、産後には腰が慢性的に痛い
  • 慢性的な腰痛で悩んでいるけれど、思い当たる原因がない

産後の腰痛について

産後の腰痛とは、産後に見られるトラブルの一つで、慢性的に腰が痛くなるというものです。

出産の際には、母体は相当な体力を使いますし、体にかかる負担もとても大きいものです。
しかも出産の後には、すぐに元通りの体調や元気を取り戻せるわけではありません。
人によっては、母体に思わぬトラブルや体の不調が現れることも珍しくないのです。

また、産後にはすぐに育児がスタートするため、体力が十分に回復していない状態でも、否応なく育児や家事と両立が求められます。
そのため、体に不調を抱えながらも無理をして毎日を送る人が多くいます。

産後の腰痛がおきる原因

産後の腰痛

産後の腰痛は、一つの明確な原因があるわけではなく、複数の原因が絡み合って起きているケースが一般的です。
そしてその原因には、いろいろなものがあります。

1つ目の原因は、出産によって骨盤がゆがんでしまうことが考えられます。
赤ちゃんが産道を通る際には、骨盤が大きく開きますが、開いた骨盤は元の状態と完全に同じ位置に戻るというわけではありません。
若干のゆがみが生じてしまうことは、珍しいことではないのです。
骨盤がゆがんだことが原因で、その部分で炎症が起こり、痛みを感じることがあります。

2つ目の原因は、育児があります。例えば、赤ちゃんと抱っこしながら授乳をする際には、妊娠中にはあまり使わなかった筋肉を使います。
慣れない姿勢を維持するために体のいろいろな部分に負担がかかり、腰痛を発症してしまう可能性があります。
また人によっては、腰痛に加えて手首が腱鞘炎になってしまう人もいるほどです。

3つ目の原因には、睡眠不足が挙げられます。赤ちゃんが新生児の時には、夜中でも数時間おきに授乳をしなければいけません。
人によっては、その分お昼寝ができることもありますが、他の子供の育児や家事などで、昼寝が難しい人もたくさんいます。
慢性的な睡眠不足の状態が続くと、体内に疲労物質が蓄積することで血行が悪くなり、腰痛の原因となることが少なくありません。

4つ目の原因には、ストレスがあります。
慣れない育児に加え、家事との両立で精神的にも体力的にも大きな負担を感じるママさんは多いでしょう。
ストレスを感じると、体内に活性酸素が蓄積します。その結果、腰痛を引き起こすことがあります。